平成レトロのミニ四駆は『爆走兄弟レッツ&ゴー』世代ではないかと思います。
レーサーミニ四駆からスーパーミニ四駆に時代が変わったころも平成初期のものですが、
初期のフルカウルミニ四駆はもっさりしていたデザインですが後半はかなり洗練されてきました。
特徴とすれば、
小径タイヤにハイスピードギア(後半は大径タイヤもあり)
フルカウルボディ(ネオトライダガーZMCはフロントはカウルじゃないけど)
スーパー1シャーシ、スーパーTZシャーシ
などがあげられるでしょうか?
表紙はmoterzから引用
フルカウルミニ四駆「爆走兄弟レッツ&ゴー」について
原作は「こしたてつひろ」先生です。昭和にはどっち弾平が有名な作品として残っています。
当時の小学生の愛読書といえば
コロコロコミック(小学館)
コミックボンボン(講談社)
の2大巨頭でした。
当時はガンプラよりもミニ四駆、ヨーヨー、ビーダマンなどが流行っていたことから、若干コロコロコミックのほうが優勢だったと思います。
その後もコロコロコミックの優位は変わらず、コミックボンボンは休刊となっています。
コロコロコミックで、平成6年(1994年)7月から平成11年(1999年10月)まで連載
テレビ東京系でアニメが全153話(3クール)を、平成8年(1996年)から平成10年(1998年)まで放映
されました。
無印・WGP・MAXの3部編成となっています。
MAXはエアロミニ四駆なので、今回は無印とWGPを中心にまとめていくよ。
レッツ&ゴーのストーリーについて
星馬烈(せいば れつ)、星馬豪(せいば ごう)の星馬兄弟を中心としたものが、無印とWGPとなります。
ミニ四駆の研究者、土屋博士から譲り受けたセイバーというマシンを育て上げ、様々なミニ四レーサーたちと競い合うという内容である。「国内編」「GJC(グレートジャパンカップ)編」「大神編」または「無印」と呼ばれる第1シリーズ。
「WGP編」(World Gran Prix、ワールドグランプリ)と呼ばれ、内容は今までのライバルたちとチームを組んで世界と戦い世界一を目指すものが、第2シリーズ。
第3シリーズは主人公が交代し、作品名も『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』と変更され、「MAX編」と呼ばれる。
一文字豪樹(いちもんじ ごうき)、一文字烈矢(いちもんじ れつや)の一文字兄弟がミニ四駆のバトルレーサー養成施設「ボルゾイスクール」の方針に疑問を感じ、スクール所属のレーサーたちと競い合うという内容。
第3期まで行くともう実は見ていませんでした。
第1期も第2期もちゃんと優勝していますよ。
当時人気のあったミニ四駆は?
個人的な感覚ですが。
ブームで特に買いにくかったミニ四駆は
ビークスパイダー
サイクロンマグナム
レイスティンガー
ハリケーンソニック
これが特にそのイメージがあります。
サイクロンマグナムはグレートジャパンカップ1996で先行発売されましたが、その後の発売日には予約していても入荷数が足りず、手に入るまで時間がかかりました。
ハリケーンソニックはスーパーTZシャーシとしてはサイクロンマグナムの次であり、尚更人気があったと思います。
この頃から子供たちのおもちゃの品薄は普通にあったということですね。
ガンダムにしてもミニ四駆にしても転売はあったということですね。
アニメではないリアルの世界へ
爆走兄弟レッツ&ゴーは販促の要素も強く持ち合わせていましたが、第二次ミニ四駆ブームと言われる現象を引き起こすには充分すぎる内容でした。
大神・無印編のバトルミニ四駆
QGP編のGPチップなる言語によるミニ四駆の制御
などはさすがに夢物語でしたが。
全国各地でミニ四レーサー小学生がしのぎを削っていました。
当時のレースは?
ジャスコやイトーヨーカドーなどでもローカル大会が開かれていたり、グレートジャパンカップも盛大に開催されていました。
平成9年(1997年)のグレートジャパンカップは長野県出身の女の子が優勝しています(女の子の初制覇)
こんなことをなぜ覚えているかって?
当時、おはスタで放映されていて、「女の子でも優勝できるんだ!」って感動したからですよ。
ちなみにミニ四駆のコースは当時、最も安いオーバルコースで8800円くらい、3レーンの大型コースが1セット29800円くらいしていました。
また、場所もとるため、コースを持っている友達はヒーロー
家に集まってミニ四駆を走らせていましたね。
当時ミニ四駆を走らせていた場所は?
子供たちがミニ四駆を走らせていた場所は、コースだけではありませんでした。
駐車場はもちろんのこと、側溝なども定番でした。
個人的に一番楽しかったのは「滑り台」ですね。
滑り台を誰が一番早く駆け上がるか、競った記憶があります。
(この手になると高速系のモーターよりもトルクチューンモーターが強かったですね)
ミニ四駆もやはり?
あの頃の小学生が中心となり、その子供たちとともにミニ四駆を走らせています。
当時600円だったミニ四駆は今は倍以上に
部品も高額となっていたり、センターモーターレイアウトとなり、速度も上がった分コースアウトリスクも増えたりしています。
あの頃のブームが、今、親子で楽しめるものとして続いているのはいいことですね。
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